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現在川口行われているSKIPシティ国際Dシネマ映画祭の長編コンペティション部門にノミネートされているのが、菟田高城主演の映画「Lost Paradise in Tokyo」です。
前評判も上々で、超低予算でしかも撮影期間10日間という超短期間で撮られたとは思えない完成度の高い作品だということでしたので、私もわくわくして昨日観に行ってきました。
昨日はたまたま映画の後、この映画を撮った白石監督と白石監督の恩師である行定勲監督のトークショーがあるということもあってか、すごい数の観客。。。これは期待できる!!!(トークショーのレポートはこちら→デイリーニュース)
あらすじ
安住の地、本当のパラダイスとはどこにあるのだろうか――。
知的障害を持つ兄・実生と二人で暮らすことになった幹生は、実生の性処理のために呼んだデリヘル嬢の聡子と知り合う。兄との関係に悩む幹生と、性の捌け口となりながらも自分をアイドルと称する聡子。幹生、実生、聡子、それぞれの慟哭が響く!
知的障害者の実生(菟田高城)は、10年前近所の小学生の女の子に対して性的虐待をしたことがある。弟の幹生は知的障害の兄を持つことを隠しながら、兄の性処理のためにデリヘル嬢を呼ぶ。
デリヘルという風俗のアルバイトをしている聡子。
聡子は実は秋葉原で自称アイドルとして活動をしている。
そんな三人のやるせない世界から、自分たちが本当に心から開放されるパラダイスを探す物語。
秋葉原という町特有の、非現実的っぽい雑多な喧騒と現実感のミックスが妙な緊張を映像に与える冒頭シーン。
ある種やり場のない緊張感がずーっと映画全体を包んでる。
誤解を恐れずに書こう。
知的障害、虐待、秋葉原、地下アイドル・・・これらが象徴するのは「現代社会におけるコミュニケーション欠如」だ。
この映画に描かれていることは全てフィクションで、知的障害者といっても実生みたいなタイプの障害者は多分いないはずだ。
メルヘンというかファンタジーというべきか。
コミュニケーションが取りづらい現代社会に対する問題提起と、その中で必死に何かをつかもうともがく若者たち。
ある者は探していたものは架空のものだったと気づき、ある者は変わりたいと願い、ある者はただひたすら純粋に信じ続ける。
信じ続け、前進し続ける彼に心を打たれた。
なんていうか、一言では説明できないが想像を遥かに超えてとてもよい作品でした。
明日もまた上映されるのでぜひ見ていただきたいです。
7月14日(火) 11時半〜
上映後、監督白石和彌と、実生役を演じた菟田高城のQ&A式トークショーがあります。

